TRAVEL

2020.08.06

[大阪] 合格祈願だけじゃない ご利益満載「大阪天満宮」

大阪天満宮は、日本全国にある天満宮の「菅公聖蹟二十五拝」の一つ。実は学問だけじゃなく境内にはいろんな神様が祀られていて、「商売繁盛」「恋愛成就」などなど。ご利益満載のパワースポットです。日本三大祭の一つ「天神祭」でも有名ですね。

近くには日本一長いアーケード商店街「天神橋筋商店街」上方落語の定席「天満天神繁昌亭」その向かいには吉本興業の創業地(現在は駐車場)があります。

学問の神様 道真公を祀る「大阪天満宮」

大阪天満宮は、日本全国にある天満宮の「菅公聖蹟二十五拝」の一つ。学問の神様、菅原道真を祀っていることで有名で、受験シーズンには合格祈願の学生で賑わいます。

本殿は何度も火災に合っていて、享保の大火や大塩平八郎の乱でも全焼しました。現在の社殿は天保14年(1847年)に大阪中の氏子や崇敬者によって再建。屋根は大正15年に銅板に張り替えられるまで檜皮葺でした。太平洋戦争の大阪大空襲では奇跡的に戦火を免れたそうです。

本殿の東西には「登竜門」があって、合格や出世を祈願して通り抜け参拝ができます。いつもは参拝者が入れない神聖な本殿の中を通り抜けできる貴重な参拝です。ご利益ありそう!
※通り抜けできるのは日にちは決まっています。

大阪天満宮の創始「大将軍社」

もともと、この土地に祀られてた「大将軍社」。建立された当時、この辺りは「大将軍の森」と呼ばれていて「南森町」(大阪天満宮周辺の地名)の由来になったとか。
この「大将軍社」があったからこそ、この場所に「大阪天満宮」は建立されました。

菅原道真が左遷されて太宰府へ向かう途中に「大将軍社」を参拝。太宰府で道真公が亡くなった後、日照りや落雷、疫病、かつての政敵たちの死で京都は大混乱に。これは「道真公の祟り」に違いないと恐れられます。朝廷は「北野天満宮」や「太宰府天満宮」を建立して道真公を祀り平静を取り戻します。

そういう背景があり、「大将軍社の前に突然7本の松が生えて夜ごとに光り輝く」という噂を聞いた村上天皇の勅命で道真公を祀った天満宮が建立されました。本殿が建立された後「大将軍社」は摂社になりました。※摂社とは本社の祭神と縁のある神を祀った神社です。

合格祈願だけじゃない。商売繁盛や良縁祈願も

大阪天満宮はそんなに大きな境内ではないですが、いろんな神様が祀られています。
厄除、家内安全など「八坂社
商売繁盛と開運招福、天神のお稲荷さん「白米稲荷社
厄除、禊祓、航海安全の「住吉社
縁結び・恋愛成就は棚機姫大神が祀られた「祖霊社」
星合池にかかる「星合橋」の上で出会った男女が結ばれるという良縁祈願
などなど。

天神祭だけじゃない。大阪天満宮の祭事

一番有名なのは、「天神祭」だと思いますが、その他にも様々な祭事があります。

「天満天神えびす祭」
毎年1月9日〜11日の3日間で行われている商売繁盛を祈願するいわゆる「えべっさん」。

「てんま天神梅まつり」
2月初旬から3月初旬の梅の時期に開催。道真公が生前、梅を好んでいたことから、らしいです。盆梅などが展示されたり梅酒市が開催されます。

「天満天神七夕祭」
7月7日の七夕に行われます。「諸願成就」「学徳向上」「心身健康」「家内安全」「商売繁昌」「厄除」「恋愛成就」の7つの大きな葦の輪を順番にくぐっていきます。

アクセス

◾️所在地:〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目1番8号
◾️TEL:06-6353-0025
◾️最寄駅:大阪メトロ 谷町線・堺筋線「南森町駅」/JR東西線「大阪天満宮駅」